犬の胃捻転手術

犬の胃捻転は、大型犬に多い疾病ですが、小型犬でも稀に見られます。

病態は胃が全体に捻じれることで、嘔吐も下すことできずに胃の中にガスが

充満した状態です。下の写真は、犬の腹部を横向きで撮影した写真です。大きくなった胃の

中が、ガスで充満しているのがわかります。

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当院では、胃捻転が診断された際にはすぐに手術になります。この疾患は術中、術後も

集中管理が必要です。死亡率も高い疾病なので注意が必要です。

手術は、胃の捻じれを整復した後に胃を固定して閉腹します。退院は手術5日後前後と

なります。