皮膚の異物除去

こんにちは、今回は犬の皮膚内に異物が迷入した話です。異物迷入とは、ここでは本来存在していない異物が、いつの間にか皮膚の中に入り込んでしまっていたしまっていた話です。あまりないケースなのでレポートします。症例は最近元気がなく、飼主さんが耳。周囲に膿の匂いがするため来院されました。最初はただの化膿病変かな?と考えていましたが、よく見ると皮膚奥から黄色と緑の線状物を認めます。少し触れるとかなり痛がるので、バリカンで毛刈りをしてよく観察するために麻酔をかけました。

麻酔をかけて良く観察すると後頭部から腹側頚部にかけて1周線状異物が食込み、さらにその上部の皮膚が癒合している領域もありました。丁寧に剥がして取出しものが下の動画です。工事用の配線でした。

次の動画は異物を取出した後、よく洗浄して軟膏を塗布した翌日の状態です。異物が入り込んだ部位が線状に首周囲に認められることが解ります。

恐らく、何かのきっかけで細い配線が首元に入り込んでしまったのでしょう。意外とこの様なケースもありますので注意が必要です。

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