川越市のマリー動物病院 ペットドックのご利用を検討している皆様

ペットの年齢表をみると、ペットのシニア世代は小型犬と猫では8歳から、大型犬は6歳からと表記され、人間の年齢に換算すると48歳くらいに相当します。つまり、このシニア世代のペットが高齢に位置します。この高齢動物に共通しているのは、人間と同様に罹患率が高くなるところです。

ペットドックの利用を考えている飼主の皆様は、何の症状もないのにペットドックをする必要があるのか?あるいは少し気になる事があるからペットドックをどうしようか?と迷われている方が多いのではないでしょうか?

そもそもこのペットドックは早めに病気を見つけることを目的に行っています。
例えば、猫の慢性腎不全はその症状が出る前に尿検査や血液検査で異常値がでることもあり早期に気付くことができます。あるいは、最近、犬の口から涎がでているからペットドックを利用したら、自宅ではわからなかったが、口の中に腫瘤がみつかったなどの例があります。

ペットドックのメリットは身体検査やレントゲン検査、尿検査やエコー検査など総合的に検査することで病気の早期発見につながり、ここそれぞれの検査を個別にするよりも検査を抑えることができることです。もちろん、何の異常も出ないこともありますが、それはそれで安心なのではないでしょうか?

ペットドックのデメリットは、その結果が1~2週間後にでることです。この時は何の症状がなくても結果が出るまでに症状を発症する可能性もありますので、ペットドックを利用する場合は早めに利用するのが良いでしょう。

川越市のマリー動物病院マリー動物病院のペットドック(健康診断)

受付:電話予約が必要です。 (TEL:049-236-7373)
注意:絶食にて午前中(9:00-12:00)にご来院下さい。飲水自由。また、暴れてしまう場合はできませんのでご了承ください
料金:下記に記載してありますが、追加検査の場合は別途必要になります。

小型犬「ワンドック」

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当院3大疾患

1.代謝性疾患
2.心疾患
3.皮膚 外耳炎疾患
特徴と目的

この1~3の病気に共通しているのは
身体検査で見つかることも多いことです。
発見した場合、その部分を検査することが大切です。

小型犬「ワンドック」(体重8kg まで)
検査内容
身体検査 / 血液検査(赤血球数・白血球数・血小板数と内蔵15項目)/ レントゲン検査(4枚)/エコー検査(腹部or胸部)

料金
24,200円(税込)

中・大型犬「ワンドック」

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当院3大疾患

1.骨格筋疾患
2.消化器疾患
3.腫瘍性疾患
特徴と目的

大型犬の病気の特徴としているのは、予測できずに急激に悪化しやすい病気が多いという特徴があります。大型犬の定期検査では、ゆっくり進行する病気をなるべく早く発見することが大切です。

中型・大型犬「ワンドック」(体重8kg から)
検査内容
身体検査 / 血液検査(赤血球数・白血球数・血小板数と内蔵15項目)/ レントゲン検査(6枚)/エコー検査(胸部または腹部)

料金
33,000円(税込)

猫「ニャンドック」

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当院3大疾患

1.泌尿器疾患
2.歯科疾患
3.腫瘍性疾患
特徴と目的

猫は今も昔もやはり、泌尿器疾患が多く認められます。中でも慢性腎不全が知られています。この早期発見が大切です。


猫「ニャンドック」
検査内容
身体検査 / 尿検査 / 血液検査(赤血球数・白血球数・血小板数と内蔵15項目) / レントゲン検査2枚

料金
16,500円(税込)
「ペットドック」は、なるべく早く病気をみつけたら何時でも治療できるように知っておくことが重要です。マリー動物病院は、川越の動物病院として、川越とその周辺地域の皆様のペットがより健康で充実した日々を過ごせることに貢献できれば幸いです。
気づいた時点で自分が出来る日常ケアを始めましょう!

川越市のマリー動物病院「腫瘍と抗癌治療」腫瘍と抗癌治療

腫瘍は、細胞分化の過程が障害されて、制御できずに分裂増殖した状態です。腫瘍と一括りにしていますが、転移をしない良性腫瘍と血管やリンパ管を介して転移をする悪性腫瘍に大きく分けられます。

発生場所
腫瘍は色々なところに発生します。皮膚などにできた腫瘍は触れたり、眼にみえるので解りやすいですね。他にも口腔内や喉の奥(咽頭や喉頭)、胸の中の臓器(胸腔)やお腹の中の臓器(腹腔)、肛門、骨など様々な臓器から発生が報告されています。

原因
その原因は殆どが遺伝によるもので食べ物や生活環境などに関連して発生することはほとんどありません。

診断名
腫瘍は細胞が自律的に増殖して形成されていますが、どのような細胞が増殖しているのか?病理検査をすることで解ることが多いです。つまり、リンパ球が増えればリンパ腫ですし、肥満細胞が増えれば肥満細胞腫、扁平上皮細胞が増えれば扁平上皮腫や扁平上皮癌といった具合に増殖した細胞の名称を使用して、さらに良性・悪性、あるいは発生場所を加味されて腫瘍の名前が決められます。 しかし、時折病理検査でも細胞がわからない時などもあり、特に細胞が未分化で悪性度の強い時にそのような傾向があります。 このことは、切除した組織を病理検査して診断する場合や腫瘍に針をさして細胞を採取して診断できることもあります。

治療
診断がでたら、次に腫瘍の治療です。 選択肢として、
①外科による切除、②抗癌剤を使用した抗癌治療、③高度設備による放射線治療などがあり、④その組合せの治療などが行われています。
つまり、腫瘍の診断名により①外科切除が良いのか?あるいは②抗がん剤治療だけで良いのか?あるいは④組合せがよいのか?③放射線治療のみ有効なのか?などがはっきりしてくることが多いと思います。 また、抗がん剤治療は、診断名により使用する抗癌剤が異なることが知られています。
様々な抗癌剤があり、腫瘍とも相性があるのでより効果的な抗癌剤を選択することが大切だと思われます。そして、腫瘍によっては抗癌剤に効果を示さない種類の腫瘍も知られていて、全ての腫瘍に効果があるわけではありません。

マリー動物病院では①外科による切除 ②抗癌剤治療 と④その組合せによる治療をおこなっております。
腫瘍性疾患は定期健診でなるべく早期発見して、治療をすることが重要です。
早期診断して、早期治療することでペットにダメージを少なく、治療効果が得られることが多いからです。

川越市のマリー動物病院◆全身体表リンパ節の腫大をしめし、食欲廃絶にて来院した16歳の小型犬

②癌治療のみ

抗癌治療をしている様子。
治療初期には 諦めてしまいそうでしたが、現在では元気 に過ごしています。
川越市のマリー動物病院◆跛行をしめし、来院した大型犬

①外科切除 と ②抗癌治療

骨肉腫と診断され、手術にて断脚後に抗癌治療を行う。
その後、1年生活して天寿を全うしました。
川越市のマリー動物病院◆消化器疾患にて来院した際に、たまたまリンパ腫と診断されたミニチュアダックスフンド

②抗癌治療のみ

抗癌治療を終了して4年経ちますが、経過良好です。
治療経過の良い写真ばかり載せましたが、手術する前に既に肺に転移している症例、著しく内蔵機能が低下している症例、抗癌治療はしても著しく元気や食欲が消失する症例など色々あります。
そのような理由で手術や抗癌治療を選択しないことも数多くあります。
飼主とペットが共に笑顔でいられる時間を過ごせるような治療ができれば幸いです。
小さな変化に気付いたら、気づいた時点で診察を受けては如何でしょうか?

川越市のマリー動物病院 超高齢動物の皆様へ

最近は超高齢動物を抱える飼主さんも随分と多くなっていることを、日々診療の中でも感じます。
超高齢ペットを抱える飼主さん特有の悩みがあることに気づきます。

川越市のマリー動物病院 ペットも年齢が増すにつれて認知障害を示す割合が高くなることがわかっています。特に犬では昼夜が逆転して夜中に鳴き続けるなど、飼主さんがとても大変な思いを抱えて日々過ごしていることを聞く機会が増えました。

犬が夜中鳴き続けることで近所迷惑にならかいか?あるいは、飼主さん自身が眠ることができない。など飼主さんが限界を越えそうなときに当院へご来院されるケースが多いです。切羽詰まった状況なのだと思います。
この様な悩みを抱える飼主さんには、飼主さんだけで構わないので診察時間内にご来院して頂けると良いと思われます。どのような症状で困っているのか?をお聞きすることで内服薬を処方する場合や、ペットフードの種類を提案させて頂いております。

犬が内服薬などを投薬することで夜中落ち着いていると、飼主さんからもっと早く来ればよかったと耳にする機会も多く、獣医師としても心から良かったと思います。個人的にはもっと早く来ていただくと、少し時間的な余裕もできるので心の余裕につながるのでは?と考えています。

マリー動物病院ではこの様なお悩みをお聞きし、日常ケア方法などについてもご相談に応じますので、電話にて予約受付後にご来院ください。 (TEL:049-236-7373)

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