こんにちは。今回は「ウサギの避妊手術」です。犬・猫の避妊手術と同様に子宮と卵巣を切除する作業となります。特に手技内容において犬猫と大まかには変わりません。ウサギの子宮間膜は脂肪蓄積が豊富で、そこに存在する血管も発達しています。
麻酔前の検査は基本的に問診と身体検査のみを行っています。犬猫では問診と身体検査、追加で血液検査やレントゲン検査、尿検査、エコー検査を選んで麻酔前に実施しています。
当院では全身麻酔により不動化を確認した後、前足の血管に管を入れて静脈点滴を行います。次の動画は手術終了後の状態です。よく見ると前足にチューブが装着してあり静脈点滴を行っているのが解ります。
ウサギの全身麻酔ではその効果が出るまでの時間(導入時間)や麻酔がさめるまでの時間(覚醒時間)が長い特徴があります。また、当院では犬猫において気管チューブで行うのに対し、ウサギはマスクで吸入麻酔を実施しています。以上のことから、当院では総合的に犬猫の全身麻酔に比べてウサギの全身麻酔は不確定要素が多いと考えています。
手術後において、ウサギの避妊手術は吸収糸(後に消失する糸)で皮膚を縫合するため抜糸の必要がありません。さらにエリザベスカラーを装着しません。1週間後の傷口の確認の際は自分で抜糸をしていることも多く見受けられます。下の写真は術後1週間時点の傷口の状態です。

手術後1週間は内服薬を投薬して頂いております。





















