カテゴリー別アーカイブ: 小動物

LED無影灯を導入しました。

無影灯の変化

今回は手術時に使用するライトです。これまでは下の写真のような通常の電球を使用した一般的な無影灯を使っていました。長年使用していると経年劣化のためライトのカバーはやや白く曇るようなってきます。不思議な話ですが、手術中はあまり明るさとかは全く気になりません。しかし、手術をせずに単純に無影灯を見ていると気が付きます。写真だけでは伝わりませんが、単純に見ているととそろそろ…と思い始めていました。

自分の眼の変化とLEDライト導入理由

無影灯と同じように、年齢を重ねるにつれ私自身の眼もより光量を必要になったことを日々実感するようになりました。そこで、今回は手術用無影灯をLEDを使用したより明るい無影灯に変えました。さらに、今まではライトが上の写真のように1つでしたが、ライトをさらに1つ増設して2つのライトで手術する部位を照らすことが出来るようになります。

結論

LED無影灯を導入して皆が良かったと思います。理由は獣医は手術部位がより明るくなったこと、看護師はライトを増設したことで手術中にライトの移動が少なくなったこと、業者はLEDライトのため電球の交換などが不必要になったこと。ペットと飼主さんは言うまでもありません。

モルモットの体表腫瘤切除手術

今回は、モルモットの体表腫瘤切除手術の話です。モルモットも他のペットと同様に平均寿命が延びて腫瘍の発生率も増加しているものと思われます。体表にできた腫瘍は、体内に出来た腫瘍に比べて飼主さんが触れるので、その存在に気付きやすいと思います。

今回の症例も腫瘍の大きさはゴルフボール大になりその表面が潰瘍を呈していました。生活の質を考慮して、全身麻酔下にて切除することになりました。当院ではモルモットに全身麻酔はマスクにて行っていますので、今回の症例のように鼻や口周囲にある腫瘤は切除しにくい傾向にあります。

下の写真は手術終了時の写真です。まだ、モルモットさんは完全に覚醒しておらずぼーっとした状態です。

次の動画が手術終了2時間後の状態です。この時点では、すでに好きな野菜を食べていました。

次の動画が手術1週間後の状態です。手術創は綺麗に縫合されています。以前より元気が良いように見えました。この状態を確認して治療は終了しました。

ウサギの膀胱結石摘出手術

こんにちは、今回はウサギの膀胱結石です。ウサギの尿の中には、カルシウム系結晶が正常でも存在しており、スムーズに排尿されています。しかし、結晶が結石へと大きくなり排出されない場合には血尿や頻尿、排尿姿勢の持続などの症状が現れ問題となります。

今回の症例は、3歳のメスのウサギです。主訴は、「血尿が止まらない。」とのことでした。確かに、排尿の意思とは無関係に血尿が垂れています。レントゲン写真で膀胱内に結石を認めました。

ここまで結石が大きくなると自然排出される困難で、症状が持続していることから開腹して膀胱結石を摘出することになりました。手術前の血液検査を行い、静脈点滴をして手術になりました。下の写真が実際の結石です。

手術はスムーズに終了したのですが、手術後の血液検査で腎臓の機能が低下していることが解り、暫く点滴を続けました。翌日には腎臓の機能も戻り、次の動画の様に食事をとるようになりました。

今後は、食事面などを含め改善と注意が必要でしょう。